【概要】

 イノベーションワークショップの機能は、①新規性・有効性の高い手段アイディアの創出、②参加者のマインドセット・モチベーションの向上、適切な組織文化の醸成にある。
②は①のために重要であるだけでなく、構成員の幸福感、やりがい、組織への帰属意識を高めるものである。チームワークの質は②の機能を果たすために支配的な役割を果たす。
 本コースでは、チームワークをテーマとして取り上げるが、最適なチームワークとはどのようなものか、どのようにチームワークの質を高めることができるかは、正解のない
問いであり、研究的側面が不可欠である。i.school/JSICで開発されたチームワーク見える化ツール、teamvis を活用することにより、チームワーク分析の方法を学ぶとともに、
最適なチームワークのあり方を模索し、チームワークを改善する関与の方法を見つけ出すというファシリテーターの成長の方法を身につける。
 JSIC School 21-3またはJSIC School 20-3で実施されたワークショップのデータを分析することにより、チームによるチームワークの違い、ワークショップの進行にともなう
チームワークの変化を分析する。次にワークショップを実施し、参加者、分析者という立場で計測、分析を行う。分析結果に基づいてワークショップの振返りを行い、
チームワークのあり方、チームワークを改善するための参加、関与の方法を検討する。

【目的】

このコースではチームワーク分析の方法を学ぶとともに、最適なチームワークのあり方を模索し、チームワークを改善する関与の方法を見つけ出すという
ファシリテーターの成長の方法を身につける。

【事前課題】

チームワークに関する参考書籍を読み、チームワークに関する理解を深める。
参考書籍:チームワークの心理学:エビデンスに基づいた実践へのヒント (2014) マイケル・A・ウェスト 著 

【スケジュール&内容】

セッション①:9月6日(火)1900-2200 チームワークに関する知見、チームワーク見える化の解析方法
セッション②:9月13日(火)1900-2200 チームワーク見える化の解析結果の分析
セッション③④:9月24日(土)1000-1700 
 ③_ワークショップ(テーマ1)の実施、計測:A参加者、B計測者
 ④_ワークショップ(テーマ2)の実施、計測:A計測者、B参加者
セッション⑤:10月4日(火)1900-2200 計測、解析結果の分析、解釈
セッション⑥:10月11日(火)1900-2200 最適なチームワークのあり方、チームワークを改善する関与の方法の検討