本レクチャーは、2020年4月22日に i.school エグゼクティブディレクターの堀井秀之が行った innotalk の録画(2時間)です。innotalk とは、イノベーションに関連したテーマで、フリーディスカッションにフォーカスした i.school のクローズドのセミナーです。

i.schoolは、2009年に東京大学でスタートしました。最初に取組んだ課題は、新規性・有効性・実現可能性の高いアイディアの発想を支援するワークショッププロセスを設計することでした。人間の創造性に関する学術的な知見を活かすことを目指しました。次に、ワークショップ後半の試行錯誤を適切化するために、PDCAサイクルの回し方を方法論化することに取り組みました。PDCAサイクルを適切に回すためには、チームワークの質を高めることが重要であり、納得できるアイディアが得られるまでPDCAサイクルを回し続けるためには、ワークショップに対するモチベーションを維持することが不可欠であると考えています。
このイノトークでは、このような i.school での取組みを振り返り、得られた知見の体系化を試みます。また、グループワークの会話・360度動画を分析することにより、根拠に基づいてイノベーション教育の質を高める取組みを紹介します。