本動画は、2023年度1回目イノトーク(2023.04.14)の内容となります。(動画時間_1時間28分)
i.schoolエグゼクティブ・ディレクターの堀井秀之によるレクチャーと参加者の皆様とディスカッションを行います。
【テーマ】:「チームワークの見える化と組織文化の再構築」
【概要】:
【概要】:
何が正解か分からない時代に相応しい組織文化とはどのようなものでしょうか?正解がある時代の組織文化をどうしたらそのような組織文化に再構築できるのでしょうか?
高度経済成長、大量生産多量消費、右肩上がりの時代には、ミドルマネージャーが強いリーダーシップを発揮し、チームメンバーがリーダーの指示に従い、的確に仕事を進めることが最適な仕事の進め方であり、それを是とする組織文化が構築され、定着していました。
今は何が正解か分からない時代です。何が未来の世界標準となるのか、どのような商品がヒットするのか誰も分かりません。リーダーが常に未来の正解を思いつくわけではありません。そのような時代にはこれまでのチームの機能とは違う新しい機能が求められます。
本イノトークでは、i.schoolで開発されたチームワークの見える化ツール、teamvisによる解析結果に基づき、複雑なチームワークの様態を可視化して把握することができること、何が正解か分からない時代にどのようなコミュニケーションが求められるのかを論じます。イノベーションにつながるアイディアは常に最初は大反対に会うという事実に基づけば、イノベーションのアイディアを発想するi.school流のワークショップが、何が正解か分からない時代に相応しいチームワーク、組織文化、それを実現するリーダーシップのためのトレーニングに適していることを示します。
【動画】
本レクチャーは、2018年4月26日に i.school エグゼクティブディレクターの堀井秀之が行った innotalk の録画(2時間)です。innotalk とは、イノベーションに関連したテーマで、フリーディスカッションにフォーカスした i.school のクローズドのセミナーです。テーマは、「人間の創造性に関する学術的知⾒に基づくイノベーションワークショップの設計方法」で、これまで i.school で目指してきた取り組みを紹介します。
本レクチャーは堀井秀之の東京大学における最終講義を録画したものです。i.schoolを立ち上げることに至った経緯、9年間 i.schoolを運営して考えてきたこと、これからの展望などを語っています。
本レクチャーは、2020年4月22日に i.school エグゼクティブディレクターの堀井秀之が行った innotalk の録画(2時間)です。innotalk とは、イノベーションに関連したテーマで、フリーディスカッションにフォーカスした i.school のクローズドのセミナーです。
i.schoolは、2009年に東京大学でスタートしました。最初に取組んだ課題は、新規性・有効性・実現可能性の高いアイディアの発想を支援するワークショッププロセスを設計することでした。人間の創造性に関する学術的な知見を活かすことを目指しました。次に、ワークショップ後半の試行錯誤を適切化するために、PDCAサイクルの回し方を方法論化することに取り組みました。PDCAサイクルを適切に回すためには、チームワークの質を高めることが重要であり、納得できるアイディアが得られるまでPDCAサイクルを回し続けるためには、ワークショップに対するモチベーションを維持することが不可欠であると考えています。
このイノトークでは、このような i.school での取組みを振り返り、得られた知見の体系化を試みます。また、グループワークの会話・360度動画を分析することにより、根拠に基づいてイノベーション教育の質を高める取組みを紹介します。
本レクチャーは、2021年4月21日に i.school エグゼクティブディレクターの堀井秀之が行った本年最初のinnotalk の録画(2時間)です。i.schoolは、「小人数」かつ「カジュアル」な学びの機会として、年に6回程度開催しております。イノベーションをキーワードとして、日本または世界の最先端で活躍する実務家や研究者を招き、プレゼンテーションをお願いする他、オーディエンスを交えたディスカッションも行っております。
概要:
新市場・新顧客を対象とした破壊的イノベーションと既存市場・既存顧客を対象とした持続的イノベーションにはどのような違いがあるのでしょうか。アイディアの創出の方法も、仮説検証の方法も違うはずです。ハーバードビジネススクールの故クレイトン・クリステンセン教授は「イノベーションのジレンマ」のなかで、「⼤企業が既存顧客のニーズに対応するのに⻑けており、まだ市場規模の⼩さい段階で新顧客のニーズを捉えることができないことが、大企業が破壊的イノベーションを起こすことができない理由である」と説明しています。
破壊的イノベーションと持続的イノベーションとでは、あるべき仮説検証の方法も異なるはずです。持続的イノベーションに対する仮説検証の方法を押し付けることで破壊的イノベーションを殺してきたのかもしれません。
i.schoolでは2009年にスタートして以来、ワークショッププロセスの設計方法、ワークショップ後半のPDCAサイクルの回し方など、毎年目標を設定してアイディア創出の方法論を構築してきました。2021年度の目標は、仮説検証の方法論を構築することです。未来の新市場・新顧客を対象とした新規事業のアイディアに対して、いきなり仮説検証をすることは不可能です。まず、プロトタイプ事業、導入事業、本格事業を設定し、プロトタイプ事業を設計することが第一歩となります。
本innotalkでは、これまでの i.schoolでの知見を総括するとともに、破壊的イノベーションに対する仮説検証の考え方を論じております。